派遣の先生インタビュー
しょうこ先生
派遣保育士歴:2年
大阪府大東市 こども園勤務
#高校教諭から保育の道へ
#子育て支援員
#保育は癒し

これまでと今の働き方を教えてください
大阪のこども園で、週3回、9時から16時まで派遣保育スタッフとして働いています。担当は3歳児クラスの補助です。
これまではずっと、高校の保健体育の教諭として18年間、生徒たちと向き合ってきました。今は保育の世界に入って二年目。
毎日が新鮮で、「保育士さんって本当にすごいな」と思う瞬間ばかりです。刺激をたくさん受けながら、子どもたちと過ごす日々を楽しんでいます!
体育教師として過ごした、かけがえのない日々

体育教師を目指したのは、中学生のときに出会った恩師の存在がとても大きかったからです。厳しさのなかにも深い情があって、時には「こら~!」と叱ることもあれば、一方で叱った子とすぐに仲良く談笑していたり。
そんな姿を目指して、私も迷わず体育教師の道へ進みました。
実際に教壇に立ち始めてからの毎日は本当に楽しくて、運動が苦手な生徒が「今日の体育、楽しかった!」と笑ってくれる瞬間は、私にとって最高の喜びでしたね。
子育てを通して気づいた、もうひとつの「好き」

もともと子どもが好きで、「もし教諭以外の道を選ぶなら、保育の仕事もいいな」と漠然と思っていたんです。
出産・子育てを経て小さな子どもたちと触れる時間が増えると、「かわいい」「愛おしい」という気持ちはどんどん大きくなって、保育の世界への興味も自然とふくらんでいきました。
とはいえ、保育士資格がない自分にできるのかな……という疑問もありました。そんなときに目にしたのが「子育て支援員も可」という求人。
調べてみると、子育て支援員なら保育士資格がなくても現場で働けると知り、「それなら私にも挑戦できるかもしれない」と希望が見えて、すぐに講習を受けにいきました。
ベルサンテとの出会い

子育て支援員の資格取得後、働ける環境を探すなかで、いくつかの派遣会社の方とお話をしました。その中で、特に心に残ったのがベルサンテの担当・nakashioyaさんでした。
私の希望をしっかり聞いてくれたり、私の教諭歴にもリスペクトしていただいている感じがして、その人柄を通して、ベルサンテさんにお任せしよう!と感じたんです。
実際にご提案いただいた職場は自分に合っていて、「ベルサンテさんを選んでよかった」と今でも思います。
働き始めてからも、節目ごとに「お仕事どうですか?」「心配なことはありませんか?」と声をかけてくださり、業務連絡だけでなく、こちらの気持ちに寄り添ってくださるのがありがたくて。
良い意味で気をつかわずに相談できる担当者さんのおかげで、安心して働き続けられています。
現場に立って気づいた、保育の仕事のすごさ

念願だった保育の現場に立てて、本当に毎日が楽しくて仕方ありません。
ただ同時に、保育士さんの仕事の“裏側”を知るようになって、そのすごさに驚くことばかり。
保育の仕事を始める前は、子どもたちと歌ったり、お遊戯をしたり、絵本を読んだり──そんな「楽しい時間」が多いんだろうなと思っていたんです。
だけど実際には、その楽しい時間をつくるための準備が8〜9割。子どもたちの成長や学びのために、先生方がどれだけ細やかに段取りをしているかを目の当たりにしました。
それでも先生方は、子どもたちの前では苦労を一切見せず、いつもにこやかに、のびのびと関わっておられます。そんな姿勢を見ていると、「本当にすごい仕事をされているな」と、毎日尊敬のまなざしでみています。
知れば知るほど感じる、保育計画の緻密さ

実際に現場に入ってまず驚いたのは、保育士さんが立てている計画の緻密さでした。
年間計画から月案・週案・日案へと丁寧に落とし込み、さらに毎日の連絡帳を通して保護者の方とも細やかにやりとりを重ねていく。
これほどまでに一人ひとりを見つめて、成長へ導いているからこそ、子どもたちは安心して次のステージへ進んでいけるのだと実感しましたね。
仕事で大切にしていること

補助の立場だからこそ、勝手な判断はしないことを心がけています。担任の先生がどんな声かけをしているのかをよく観察し、クラスの流れに寄り添うようにしています。
分からないことは、その場ですぐに確認するのが私のルール。保育の仕事はまだ初心者ですし、年齢と図太さもあって(笑)、「先生、これどうしたらいいですか〜?」とよく聞いています。声も大きいので、すぐ届くようで(笑)。
ありがたいことに、先生方がとても話しやすい雰囲気をつくってくださっていて、聞けばすぐに教えてくれます。そのおかげで、安心して子どもたちと向き合うことができています。
保育は一瞬の判断やスピードが大切な場面も多く、判断が遅れるとケガにつながることもあります。いつも子どもたちが動き続けている現場だからこそ、丁寧な連携と確認を大切にしています。
やっぱり、保育っていいと思う瞬間は?

子どもたちは、本当にかわいいんです。担当しているクラスの子はもちろん、ほかのクラスの子も通りすがりに「せんせ〜!」と声をかけてくれて、とっても人懐っこいんです。
週3回の勤務は、私にとってすっかり“癒しの時間”。気づけばあっという間に一日が過ぎています。
朝、キラキラした目で「せんせい、きょうね…」と話してくれたり、「きょう、いっしょにきゅうしょく、たべよ!」と言ってくれたり。休み明けには、おじいちゃんおばあちゃんとの出来事を一生懸命話してくれる姿もたまらなくかわいくて、ずっと聞いていたくなるほど。
子どもたちの成長に立ち会える瞬間は、何度見ても心があったかくなります。
最近も、靴がうまく履けなかった子が「これって逆?」と自分で気づけたことがありました。「そうだよ!よく気づいたね」と伝えてハイタッチしたときは私にとって最高に嬉しい瞬間でしたね!
そうした小さな成長は、お迎えのタイミングで保護者の方にもできるだけ伝えるようにしています。もちろん、担任の先生がいらっしゃるので出しゃばりすぎないように気をつけながら、そっと共有するようにしています(笑)。
うまくいかない瞬間こそ、保育の奥深さ

子どもたちの気持ちが揺れたときの関わり方は、今の私にとって難しいと感じている部分で、日々勉強中です。
その点、周りの先生方は本当に子どもの心をつかむのが上手で、その瞬発力にはいつも感心させられます。
外遊びのあと、「教室に帰るよ」と声をかけてもなかなか戻ってこない子がいると、ベテランの先生は「分かったよ〜、ごゆっくり〜」と軽やかに声をかけたり、「教室まで競争しよう!よーいどん!」とゲームのように誘ったり。
そうしたら、本当に驚くほどスッと子どもたちが動くんですよ。子どもの気持ちを読み取る力や、引き出しの多さは、本当にすごい!私もあんなふうに関わることができるよう、少しずつ見習っていきたいと思っています。
子どもが好きな人に、ぜひ知ってほしい保育の魅力

もし、年齢や資格の有無で一歩踏み出せずにいる人がいたら、ぜひ一度この世界に触れてみてほしいと思っています。
保育の仕事の魅力を知ってからは、友人や知人に「保育の仕事、本当にいいよ!」とつい勧めてしまうほど(笑)。それくらい、この仕事には喜びが詰まっています。
求めていただける限り、これからも今の環境で保育の仕事を続けたい気持ちに変わりはありません。
そして実は、娘も「将来は幼稚園の先生になりたい」と言っているんです。いつか娘と、保育の楽しさややりがいを語り合える日が来たらいいなと、そんな未来を楽しみにしています。
大切にしている言葉

「夢はでっかく、根は深く」
私がずっと心に置いているのは、相田みつをさんの「夢はでっかく 根はふかく」という言葉です。教諭時代には、卒業新聞にこの言葉を添えて「大きな夢を持つこと。そして、その夢を支えるのは、目に見えない日々の努力なんだよ」と生徒たちに伝えていました。
もうひとつ大切にしているのは、イチロー選手の「やりたいと思えば挑戦したらいい」という言葉です。保育の仕事に飛び込む決心ができたのも、この言葉に背中を押してもらったから。思い切って挑戦したことで、働き方も、毎日の景色も、人生そのものも大きく変わったと感じています。
【編集後記 fromしょうこ先生担当の保育コンシェルジュより】

しょうこ先生と初めてお話ししたときから、その明るさと前向きさがとても印象的でした。「体育教師のキャリアを活かし、不安なく保育の世界で輝けるようにサポートしたい」と感じたことを今も覚えています。
入職後すぐに園長先生から「白線引きがとても上手で、既に大活躍です!」とお聞きし、しょうこ先生の経験が早速園で力になっていることを知って、ほっと安心しました。
その後のお電話でも、笑顔が浮かぶような声で園の素敵なところをいつも教えてくださいます。「どのクラスに行っても先生方が笑顔で迎え入れてくれるんです」と話す先生の言葉から、園の雰囲気の良さがこちらにも伝わってきて、思わず私まで嬉しくなります。
記事を通して、しょうこ先生が保育に向き合う真摯な姿勢をあらためて感じました。「楽しい時間」の裏側を知ってからも、謙虚に学び続け、連携を大切にする姿は本当に素敵です。だからこそ、入職時よりもさらに愛される存在になっているのだと思います。
これからも、しょうこ先生らしく「やっぱり、保育っていいな」と感じながら、毎日を楽しんでいただけたら嬉しいです。
from nakashioya
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インタビュー・構成 ・文 : 野間直樹
文 : 小嶋絵美
写真 :黒田彩加
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