ベルサンテグループ

派遣の先生の声

派遣の先生インタビュー

のりこ先生

派遣保育士実績:7年
大阪府吹田市 保育園勤務

#幼稚園教諭から保育士へ
# “ベルサンテ仲間” が心の支え
#恩返しの心境へ

今の働き方について教えてください

神戸の教育短大へ進学し、幼稚園教諭と小学校教諭の資格を取得。卒業後は正職員として4年間勤務していました。

子育てが落ち着いたタイミングで保育士資格を取得。今は派遣保育士として働かせてもらっています。

0歳児クラス担当で、勤務時間は月曜から金曜の9:00~13:00。中学生と高校生の息子を持つ母親でもあります。

大人になったらここで働きたい!

私、新卒で母園に就職したんです。実習も母園で……完全にその影響ですね(笑)。

きっかけは、4歳の幼稚園に入る前。親がいくつか園を見学させてくれて、「のりこはどの園に行きたい?」って聞いてくれたんですよ。

そのときに「ここがいい!」って私が選んだのが、母園だったんです。園長先生も担任の先生もみんな素敵で、毎日がほんとに楽しくて。

今思えば、当時からフィーリングが合っていたんでしょうね。あの頃の私、ちゃんと分かってたのかもしれません(笑)。

だから「幼稚園の先生になりたい!」というより、「大人になったらここで働きたい!」って思っていました。たった2年間の園生活。でも、まさか自分のターニングポイントがもうそこにあったなんて……自分でもびっくりです。

大学の実習のときに主任の先生から「よかったら……」と声をかけていただいて。
タイミングとご縁が重なって、本当に夢が叶いました。

“なりたかった先生”と現実のギャップ

当たり前なんですけど、実際に働いてみたら、夢に描いていた“先生”とは全然違っていて。
「こんなに大変なんや〜!」って、正直びっくりしました。

小規模園だったので同期もいなくて、しばらくは私が一番下のキャリア。
先輩方はみんなすごくて、自分と比べて落ち込むことも多かったです。

 仕事はどんどん増えるのにうまくいかず、自信をなくすこともありました。

そんな中で支えてくれたのが、パートの先生たち。
まるでお母さんみたいに、あたたかくて優しくて。皆さんには本当に救われました。

2年目に担任を持たせてもらってからは、大変ながらも少しずつやりがいを感じられるようになって。
「頑張ってやっていこう!」と思える気持ちも芽生えてきましたね。

その後、引っ越しでやむなく退職することに。


でも園長先生が、引っ越し先の同系列の園をご紹介くださって。迷惑をかける立場なのに、そんなふうに気にかけてくださったご厚意には、今でも感謝しています。

幼稚園教諭から保育士への挑戦

結婚・出産を経て、子育ても少し落ち着いてきた頃、また子どもと関わる仕事がしたいなと思うようになりました。

子育て中の私にとっては、保育園でのお仕事は、働き方にも柔軟性があるし、これから長く働くなら、保育園での経験も必要だなと感じていました。

幼保特例制度を活用して保育士資格取得が可能だと知り、「これだ」と思って挑戦することにしたんです。

講座には、同じように育児と両立しながら学んでいる方も多くて。情報交換したり、励まし合ったり……とても心強かったですね。

ベルサンテとの出会い

保育士資格を取得したあと、就職活動を始めたとき、派遣会社にも複数登録しました。

でも希望が短時間勤務だったので、「それだと今は難しいです」と断られることも多くて、落ち込むこともありました。

そんな中、ベルサンテさんは親身に話を聞いてくれて、「こんな園がありますよ」と紹介してくれて。
保育士として働く道を見つけてくれたことに感謝ですね。

これまで3人の担当さんにお世話になっていて、前任のkamiikeさんやkawakamiさんも、本当に良くしていただきました。仕事の大変さやちょっとした愚痴も、遠慮せず話せる相手がいることに、どれだけ救われたかわかりません。

「そうですよね!」と共感してくれたり、「のりこ先生なら大丈夫」と励ましてくれたり。
職場では言いづらいことも、話せる場所があるってありがたいです。

今担当してくれているnakagawaさんは、ひょうひょうとした雰囲気で頼りになる存在。ただ話を聞くだけじゃなく、私の思いをうまく言語化してくれるので、すごく安心感があります。

実は今回の取材、本当は気恥ずかしかったので最初はお断りしようと思っていたけどnakagawaさんとの仲なので受けました(笑)。

家庭を大切にしながら働きたいという私の思いを、いつも尊重してくれる。そんな存在がいるからこそ、今の働き方が続けられているんだと思います。

派遣仲間とのつながり

私は今、派遣で4つの園を経験させてもらっています。数年ごとに派遣先が変わるんですけど、最近気づいたんです。

ずっと同じ園にいるより、私にはこの働き方のほうが合ってるなって。

園によってやり方や子どもとの関わり方、ルールも本当に様々で。そのたびに新しい発見があったり、いつも初心でいられる気がして楽しく仕事ができています。

あとは、“ベルサンテ仲間”もできました。仲のいい先生が2人いて、ご飯に行ったりお茶したり、異動して職場が変わった今もつながっています。

同じ園にベルサンテの先生がいると、どこか安心感と仲間意識みたいなものがあって、自然とお互いサポートし合えるんですよね。

最近は派遣先が変わるときには担当者さんに、「今回の園にはベルサンテの先生、いらっしゃいますか?」って、つい聞いちゃいます(笑)。

「やっぱり、保育っていい」思う瞬間は?

保育園で働くようになって、幼稚園とは違う保育の楽しさややりがいを感じるようになりました。

今は、園の構造上、幼児さんとはあまり関わりがないんですが、この間ふと見かけたとき、「わぁ、やっぱり大きいな〜!」って思わず感心して見ていました。

そのあと自分のクラスの子たちを見ると、「ちっちゃいな〜」って(笑)。改めて、乳児さんの可愛さに癒されましたね。

でもこの子たちも、あんなふうに大きく育っていくんだなと思うと、成長を長く見守れる保育士って、本当に素敵な仕事だなと感じます。

昔、先輩ママさんたちがよく「小さいときの可愛さは一瞬やで」って言っていました。そのときはあまりピンとこなかったけど、母になってイヤイヤ期のわが子に向き合う中で、「ほんま、いつ終わるん!?」って(笑)。

でも今なら、その言葉の意味がすごくよく分かります。

その“可愛い一瞬”を毎日そばで見られるって、やっぱり幸せですね。

今は、支える立場になる番かもしれない

今はだいぶ子育ても落ち着いてきました。

その一方で、今度は両親のサポートが必要になりそうな時期に差しかかっています。なので、もうしばらくは今の働き方を続けて、自分にできる範囲で、無理なくやっていけたらと思っています。

キャリアについては、あまり心配していません。私には、ベルサンテさんという頼れる存在がいるので。きっとまた相談しちゃうと思います。その時はお願いしますね(笑)。

私も気づけば、少しずつキャリアを重ねてきました。息子と新卒の先生の年齢も近くなってきて、「私にできることがあれば」と思うようになってきました。

これまで周りに教えてもらうことばかりだったので、今度は、私にできることを返していけたらいいなと。

もちろん、自分の立場はわきまえながら、押しつけにならないように、寄り添うような関わり方ができたらと思っています。

大切にしている言葉

「凡事徹底(ぼんじてってい)」

実はこの四字熟語、次男が入部している野球部のスローガンなんです。
“どんなに小さなことでも最後まで丁寧に取り組み、あらゆることに全力を尽くす”という意味があります。

この言葉、今の私の働き方にもすごく重なっていて。

時短で働く中で、正職員の先生たちの少しでも力になれるように、限られた時間を精一杯使おうと心がけています。

だからこそ、「凡事徹底」は今の私にぴったりの言葉。

いつまでも初心を忘れず、コツコツと、そんな姿勢をこれからも大切にしていけたらと思っています。

編集後記 fromのりこ先生担当の保育コンシェルジュより

のりこ先生を担当させていただいてから早5年。これまで本当にいろんなお話をしてきましたね。

いつも周囲のことをよく見ていて、自分のことよりも周りがどうしたら動きやすいか、どう声掛けをしたら気持ち良くコミュニケーションが取れるのか、そう考えながらお仕事をされているのりこ先生を心から尊敬しています。

これまでいくつかの園で勤務してくださっていますが、以前の勤務先の先生方と築き上げた関係を今でも大切にされているところものりこ先生の素敵なところだと思っています。

保育は人と人との関わりで成り立つ仕事だからこそ、一つひとつの縁を前向きに捉え、毎年レベルアップしていくのりこ先生からは学ぶことがたくさんあります。

頑張りすぎて疲れてしまったタイミングがあれば、思いっきりリフレッシュして、のりこ先生のペースで保育のお仕事を楽しんでいただければ嬉しいです!

歴代担当者一同、のりこ先生の味方です。これからもいっぱいお話しましょう!

今後ともよろしくお願いいたします!

from 保育コンシェルジュ nakagawa

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インタビュー・構成 ・文 : 野間直樹
文 : 堀池恵美
写真 :黒田彩加

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