ベルサンテグループ

派遣の先生の声

派遣の先生インタビュー

りえこ先生

派遣調理師歴:1年目
京都府京都市 保育園勤務

#思い出す母親の手料理
#子どもが絶賛する給食
#「好き」を仕事に

今の働き方は?

初めて保育調理のスタッフとして働き始めて約半年。

勤務時間は、平日8:15〜16:00。栄養士の先生2人との3人体制です。

「うちの園の給食は美味しい!」と自信をもって提供できる給食づくりに携われている毎日が充実しています。

思い出の味は、お母さんの手作りコロッケ

りえこ先生お手製の手作りコロッケ!

子どもの頃から食べることが大好きでした。テレビの料理番組やレシピ本をみて「美味しそうやな~」と思う簡単な料理やお菓子を自分で作ったりしていたんです。

自分が親になって、より分かったんですけど、お母さんはすごく丁寧に料理してくれていたんだと思います。

カップケーキとかおやつを手作りしてくれたり、ほとんど市販のお惣菜は食べた記憶がないほど何でも手作りしてくれていました。

中でも手作りコロッケが美味しくって、家族のみんな大好物でしたね。

兄、私、弟でごはんの準備の手伝いもしていたのですが、あの時は正直めんどくさいな~と渋々やっていましたけど、今になって良い経験をさせてもらっていたなと思いますしもっとお母さんに料理を教わっておけばよかった!とちょっと後悔ですね。

私が24歳の時にお母さんが亡くなってしまったんですけど、今でも「あの時のアレ、美味しかったな~また食べたいなぁ」とふと思い出すこともあるくらい、優しい味でしたね。

保育調理への関心は「きゅうしょくのはなし」

前職では障害者施設の調理現場で働いていました。

当時、自分の子どもたち二人をこども園に預けていたんですけど、「給食が美味しい!」という話をいっぱいしてくれていたんです。

「今日の給食こんなの出たよ~」「今日の給食、○○くんが一番だったんだよ!」とか。

担任の先生からも「○○ちゃん、今日もいっぱいおかわりしてましたよ~!」と教えてくれたり。

あんまり、園での活動内容とかお友達のことを積極的に話してくれる感じではなかったんですけど、給食に関してはたくさんお話してくれたんですよね。

小学生になった今でも、「こども園の時の給食美味しかったな~」なんて言うぐらいなので相当美味しかったみたいですね。

園だよりで給食の産地をお知らせしてくれたり、子どもの前で魚をさばくデモンストレーションをしてくれたり、かなり食育にこだわっている園でした。

給食の話題がのぼるたびに、“どうやって作っているのかな?”と興味が湧きだしていつしか「私も、子どもたちが美味しく健康になれる給食を作れたらいいな!」と思うようになって転職を考え始めました。

とんとん拍子で実現した目標

目標が決まってから、ネットで求人状況をめっちゃリサーチしました。

でも私は調理師免許がないし、そもそも保育園調理の求人数自体が少なくて、これは難しいかもと思っていました。

そんな中、たまたまベルサンテさんから出ていた求人が、家から近くていいなと思って。

募集要項には「調理師・栄養士の資格をお持ちの方」って書いていたんですけど話だけでも聞こうと問い合わせしたんです。

そしたらすぐに担当のaiharaさんから連絡があって、オンライン面談をしてもらって園に交渉してもらったところ、まずは短期契約だったんですけど、とんとん拍子に話が進んで、勤務をスタートすることに。

派遣スタッフとして働くのはほぼ始めてに等しかったのですが、保育調理未経験の私にとっては、心強い働き方だなと思いました。

自分が無資格であることや勤務希望の条件などを、派遣会社から園に伝えてくださったり。

あと今後、もし働き方を変える必要がでてきた場合に色んな情報提供をしてくれるサポート体制があることを知って、業界未経験者にとっては特にメリットがあるなと感じましたね。

重要なのは「何かあったときに伝えやすい人」

私、どちらかというと人見知りなんです。相手から話をしてくれると楽しく話せたりするんですけどね。

担当のaiharaさんは最初からすごい話しやすい印象でした。

始めの面談の時も緊張していて、どこか表向きな顔をしていたと思うんですけど、仕事ばかりの話だけではなく、少しプライベートな話も挟んだり和やかな雰囲気を作ってくださいました。

そのおかげで、いい意味で飾らず自分の本音をお伝えできましたし、聞きたいことも漏れなく聞けて安心感をもつことができました。

わたし、派遣で働くにあたって「何かあったときに伝えやすい人」は結構重要だと思っていて。

私のなかでaiharaさんはぴったりの担当者さんで嬉しかったですね。

転職・初めての業界といった不安要素もあったんですけど、aiharaさんのおかげもあって期待感をもって勤務スタートをきることができました。

実際の保育調理のお仕事は?

正直、大変だな~って感じました。思っていた倍以上!

特にこれまで勤務してきた飲食店や施設以上に徹底した衛生管理には驚きました。

環境的にも暑く、食材の管理方法、切りものの量の多さ、事務作業も多い。あとはアレルギー除去食の対応など。

あれだけ美味しく栄養バランスのとれた給食を作るための準備や過程を知るとやっぱり大変なお仕事だなと実感しましたね。

わたしの役割と気持ちの変化

園児、職員含めて約130食ほどを3人のスタッフで調理します。

私以外の先生はキャリアもあってとっても尊敬できる方々。私はその先生お二人の補助的な役割を担わせてもらっていて今は主にこんな作業をしています。

・素材の下準備
・切りもの
・お米洗い&セッティング
・スチコン
・盛り付け
・おやつ準備
・洗い物、片付け、掃除など

今度、離乳食を作らせてもらえることになったんです!

ちゃんとできるかなという不安も少しあるんですけど、先輩お二人が丁寧に教えてくださるので、すごく心強くて楽しみの方が大きいです。

調理場の雰囲気もすごく良いですし、園長や事務の先生、その他の先生も気さくに話しかけてくださるので居心地がいいですね。

その分迷惑をかけないように頑張りたいし、自分にできることを増やしたいという気持ちになって、調理師免許取得に向けた勉強を始めました。

前職の調理現場ではそこまで思わなかったので、自分の気持ちの変化にも驚きです。

保育調理っていいと思う瞬間は?

子どもたちから「美味しかったよ~!」って言ってもらえるのが一番嬉しいですね。

子どもって好き嫌いが多かったり、なかなか食べてくれなかったりするじゃないですか。だからこそ「美味しい」という素直な言葉がなおさら沁みます。

園の給食は「本当に美味しい!」と自信を持って言えます。当時子どもたちが絶賛していた理由がより明確になりましたね。

だからわたし、家でもレシピを真似て料理するんです。

この前作ったのは切干大根サラダと小魚サラダ。家族からも「めっちゃ美味しい~!」って好評でしたよ。

あと、スーパーでお買い物するときも特に調味料は製品表示をチェックして買うようになったり、お味噌汁も出汁パックを利用してみたり。

お菓子も好きなので、よくリサーチしています。

今はベーグルにはまっていて食べ比べしてみたり、美味しいお店を探したり。

今のお仕事を始めて、改めて調理することの楽しさを味わえて、仕事へのやりがいも感じています。今後も調理以外の仕事は考えられないですね。

「好き」を仕事にできていることはすごく有難いです。

調理師としてのこれから

1日のうち、働いている時間は1/3もあります。

だからこそ、せっかく働くなら自分が充実しているなと思える仕事をしたいと思っていて、有難いことに今は実現できています。

今後は経験を積んで、「りえこ先生に任せておけば安心」と思ってもらえるような一人前の調理師になるのが目標!

あとは、自分の子どもの成長も、保育園給食に支えてもらったなという実感が大きくあります。

なので保育園調理には感謝しかありません。

今度は自分が感謝される立場になれるように頑張っていきたいなと思っています。

大切にしている言葉は?

「楽しみを見つける」

自分の体験として、最初は嫌だなと思うことでも、やってみると楽しかったり後々糧になっていることが多いなと思いました。

自分が楽しく毎日を過ごせるように、大切にしている言葉です。

【編集後記 fromりえこ先生担当の保育コンシェルジュより】

この度はVOICE企画にご協力いただきありがとうございました。

いつも色んなお話をさせていただいていますが、今回初めて知った内容もあり驚くとともに、今の充実したお仕事ぶりを再確認し、改めて仕事を紹介できてよかった!と心から思いました。

私自身の仕事を振り返るきっかけにもさせていただき、より良いお仕事サポートができるように頑張ろうとモチベーションが上がりました!

初めてお話した日、緊張されているりえこ先生にどんな話をしたら和むかなと頭を巡らせたことをよく覚えています。

実は、私の話ばかりしてしまったのでは…と反省していましたが、記事のなかでそれが良かったと仰っていただきホッと一安心しております(笑)。

園の先生方と関わりが深まったエピソードや調理師免許取得の嬉しいご報告を聞いた時、私も嬉しい気持ちになりましたよ。

毎日前向きに頑張っているお姿にとっても刺激をもらっています。

これからもご無理なさらずに「楽しむこと」を忘れずに頑張ってください!

またお仕事やプライベートのお話もたくさんしましょうね!

from 保育コンシェルジュ aihara

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インタビュー・構成 ・文 : 野間直樹
文 : 堀池恵美
写真 : 森下賢人

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