ベルサンテグループ

派遣の先生の声

派遣の先生インタビュー

わかこ先生

派遣保育士実績:1年
大阪府大阪市 保育園勤務

#みんな違ってみんないい
#ベテラン保育士ママ
#派遣会社の違い

これまでと今の働き方を教えてください

保育科のある短大を卒業後、大阪の公立保育園で正職員として約5年勤務しました。

その後、引越しなどで4つの保育園を経験。一時期は別業種でも働きましたが、4年前から派遣保育士として保育復帰をしています。

現在は0歳児クラスを担当し、8:30~14:00の週4日勤務になります。

幼少期から変わらない夢

物心ついた時には保育士への憧れがありました。将来の夢を聞かれる度に「保母さんになる!」と答えていましたね。

親から「(近所で)赤ちゃんが生まれたで〜」と聞くと、可愛い赤ちゃんに会いたい!と、すぐに駆けつけるほど子どもが大好きでした。

自分が成長するにつれて他の職種を知る機会もありましたが、保育士になりたいという気持ちは揺らがなかったんですよね。

そういう言動をしていたからか、学校の先生方も保育士になるための進路についてアドバイスをくれたり、友達も保育士になる夢を応援してくれたり。

周りとの深い関わりは昔ならではの“田舎の力”ですね(笑)

燃え尽き症候群になりかけた新卒時代

短大を卒業後、公立保育園で保育士になれたことはとても嬉しかったです。夢が叶ったんや!とワクワクしていたのですが、働きだすと想像以上に大変で……。

子どもに良い保育を提供するためにこんなにも準備をしていたんだと現場に出て初めて知りました。

あとは、理想と現実のギャップですね。「学校で学んだことをやってみたいです」と先輩に提案したら「うちの園ではやったことないからちょっと難しいね」と言われてしまったり。

ただ淡々と目の前の仕事をこなすだけの日も正直ありました。

そんな中でも続けられたのは、両親の「どれだけしんどくても3年は続けなさい」という言葉があったから。あの言葉が、踏ん張る力になりました。

心細かったときに支えてくれた園長先生

保育士歴5年目を迎える頃に、新しい経験を積むために違う土地の園で働くことに。

そこで出会った奈良県の園長先生には本当にお世話になりました。地元を離れて、新天地ではじめての一人暮らし、前園との規模感の違いなど、色んな不安がありました。

そんな私に気づいてくださった園長先生が「最近、調子はどう?」「地元には帰ってるの?」と気にかけてくれたり、他の先生の前で「わかこ先生が、これ頑張ってやってくれたよ~!」とさりげなく私の頑張りを拾ってくれたり。

言葉のひとつひとつがあたたかくて、今でもとても感謝しています。私の子ども達を連れて、園長先生に会いに行きたいな~と計画中です。

今、お姉さん・お母さん的存在に

今お世話になっている園では、若手や派遣の先生が多く、自然と周りの先生方から「お姉さん・お母さん的存在」として接してもらうことが増えていきました。

いくつかの園で働いた経験から感じているのは、「保育にはいろんなやり方がある」ということ。

若い先生しか知らない遊びがあって、すごいな~と思うこともありますし、保育士資格の取得を目指して頑張っている同僚をみると子どもとのフレッシュな関わりは新卒当時の気持ちを思い出させてくれたり。

私もこれまでたくさんの先生に支えられたし、たくさんの優しさをもらってきました。

その経験を自分ができる限りで還元できたらいいなと思っています。

わかこ先生は園の先生からとても慕われていると伺います。その理由は?

やっぱり保育はチームプレー。だからこそ、今の私の立場でできることは、まずは先生たちの「話を聞くこと」を何よりも大切にしています。

私の勤務は14:00までなので、朝出勤したら昨日の記録を確認して少し気になるところがあれば「昨日のあれ大丈夫でしたか?」と一声かけたり。

なかには、自分の気持ちを表に出すのが苦手な先生もいます。そんなときは私も可能な範囲で自分のことも伝えます。

他愛もないことなんですけど「今日ちょっとお腹の調子がよくないねんな~」とか(笑)。

そしたら「実は私もなんです~」なんて返ってくることも。

そんなちょっとしたやり取りが信頼関係の種になる気がしています。

「私の当たり前」は「誰かの初めて」

もう一つ、大切にしていることは「伝え方」。たとえば、「これやっておいて!」ではなく、「お願いできると助かります」と伝える。

あと、「私の当たり前」は「誰かの初めて」かもしれないっていうことをなるべく忘れないようにしています。

例えば、オムツ替え。これも実は園によってタイミングややり方が違うんですよ。

だから、新しい先生がきたら「替えておいて~」ではなく、「前の園ではどうやっていた?」と聞いてみたり、実演してみたり。

そんな風に先生方と接していると、不思議と周りの先生も、私の話を丁寧に聞いてくれたり、優しい伝え方をしてくれるんです。

“思いやり”って、ちゃんと巡って返ってくるんやなぁって実感しています。

ベルサンテは「身近な存在」

以前も別の派遣会社に登録して働いていましたが、今ベルサンテさんでお世話になって一年がたちます。私が一番有難く感じているのは、ベルサンテが「身近な存在」であること。

担当してくださるsaitouさんは、要件だけではなくお仕事について色んな相談に乗ってくれます。

例えば、別の派遣会社に所属していた時は「○○について悩んでいるんです」と会社に相談すると「分かりました。それでは園長に伝えてきます。」と、それでラリーが終わってしまう。

saitouさんであれば、その時の気持ちや状況まで丁寧に聞いてくださいます。誰かと話せるって、こんなにも心強いんだなって。ベルサンテさんに所属していて本当に良かったと思える瞬間です。

「やっぱり、保育っていいな」と思う瞬間は?

昨日泣いていた子が、今日は笑顔で登園してくれた。そんなちょっとした成長に気づけたとき、保育士でよかったと感じます。

反対に大きな成長に出会えたこともあったんです。ある日私が新卒で担任した教え子から連絡があって、再会する機会があったんです。

ちょうどその子が大阪で就職したこともあって、私のことを思い出してくれたようで就職の報告と近況を伝えるために連絡をしてくれました。

当時4歳だった子が、今は20歳。しかも、一緒に連れていった私の子どもをあやしてくれていて…。目の前のその姿が、嬉しいような、懐かしいような、不思議な気持ちにさせてくれました。

その他にも、うちの長女が友達に「うちのママ、保育士なんやで」って誇らしそうに話してくれていたときも、うれしくて泣きそうになりましたね。

子どもの小さな成長から大きな成長まで見られる仕事って、なかなかないと思うんです。

そんな仕事を、家族にも誇らしく感じてもらえていることが、私にとってはすごく幸せなことだなと感じています。

大切にしている言葉

「十人十色」

これまで出会った子どもたち、保護者さん、先生たち。みんなそれぞれ違って、それぞれに良さがあるんですよね。

だから私は今、“みんなの保健室”みたいな存在でいたいと思っています。

「どんな子でも、どんな先生でも、どんな日でも、私が受け止めるよ〜」って。

それが巡り巡って、子どもたちにとっても安心できる場所になれば、それだけで十分やなって思います。

編集後記 fromわかこ先生担当の保育コンシェルジュより

わかこ先生、いつもありがとうございます!

先日は撮影で訪問でき、とても思い出深い時間を過ごしました。

今回のインタビュー記事を読んで改めて感じたのは、「わかこ先生がいるおかげでクラスの結束力が高まっている」ということです。インタビューの中でおっしゃっていた「私の当たり前は誰かの初めてかもしれない」という考え方が素晴らしいと感じました。

周囲の先生一人ひとりに合わせて適切にコミュニケーションをとる姿勢が、助け合いの精神を育み、よいチームワークに繋がっているのだと思います。

記事の中で、わかこ先生が「saitouさんがよく話を聞いてくれていました」とおっしゃってくれていましたが、実は私もわかこ先生に相談することが多く、非常に心強い存在だと感じているんですよ!いつも感謝しています!

わかこ先生は今、クラスを調整し回す立場で、負担も大きいと思いますが、何かあれば、どんな些細なことでも遠慮せず連絡してくださいね。これからも引き続き、よろしくお願いいたします!

from 保育コンシェルジュ saitou

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インタビュー・構成 ・文 : 野間直樹
文 : 朝海弘子
写真 :黒田彩加

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